競馬のレースにはG I、G II、G IIと分かれていますが、それぞれがどういうレースなのか、知らない人も多いのではないでしょうか。
「なんとなくG Iレースはレベルが高い!」と思っている方が多いと思います。
そこで!今回はG I、G II、G IIIの違いについて、解説していきます。
レースの違いを知ることで、より競馬が楽しくなりますよ♪
G I、G II、G IIIは全レースの中で最も重要な「重賞」
実はレースのクラスにはG I、G II、G III以外にも、リステッド、オープン特別、3勝クラス…と数多く存在します。
その中でもG I、G II、G IIIは「重賞」と呼ばれ、重要な意義をもったレースとして格付けされています。
「GRADE」の頭文字である「G」を使用して、GⅠ、GⅡ、GⅢの3グループに分類されている
さらに重賞レースの中でもG Iは最も重要なレースとなっており、選び抜かれた競走馬しか出場できません。
年間約7,000頭のサラブレットが生産される中で、最終的にG Iレースに出走できる競走馬はほんのわずかなのです。
GⅠ、GⅡ、GⅢをわかりやすく高校野球で例えるなら、
- GⅠ→甲子園
- GⅡ→関東大会
- GⅢ→県大会
という感じになります。
G Iがどれだけ格が高く、出走するのが難しいのかがわかると思います。
超有名なG Iレース6選
ここまでGⅠ、GⅡ、GⅢレースについて解説してきました。
G Iレースが1番格の高いレースということがわかったと思います。
では、G Iレースの中でも人気のあるレースはどれでしょうか?
ここでは、G Iレースの中でも人気の高いレースを6選紹介します。
- 有馬記念
- 日本ダービー(東京優駿)
- ジャパンカップ
- 宝塚記念
- 天皇賞(春)
- 天皇賞(秋)
有馬記念
有馬記念は普段競馬を見ない人でも、聞いたことがあるレースではないでしょうか。
ファンの人気投票によって選ばれた馬が走ることができ、毎年多くの人が訪れます。
毎年年末に開催され、1年を締めくくるオールスターレースです。
日本ダービー(東京優駿)
数あるG Iレースの中でも、日本ダービーは名誉あるレースとして位置づけされています。
日本ダービーで優勝することは、日本競馬において最高の栄誉であるとされており、他のレースとは違った特別な意味を持つレースです。
ちなみに「日本ダービー」として広く知れ渡っていますが、正式名称は「東京優駿」です。
ジャパンカップ
ジャパンカップは日本初の国際G Iレースです。
国内だけではなく海外からも多くの馬が参戦することから、毎年人気のあるレースになっています。
日本馬と海外馬のガチンコ対決が魅力的です。
宝塚記念
宝塚記念は有馬記念と同様に、ファンの人気投票によって選ばれた馬が走るオールスターレースです。
毎年6月末に開催されます。
G Iレースは宝塚記念の後は10月まで開催されないため、上半期の締めくくりとして毎年多くの人が訪れます。
天皇賞(春)
天皇賞(春)は平地G Iレースでは最長となる3200メートルを走るマラソンレースです。
G I最長距離の過酷なレースなだけあり、予想するのが難しく、波乱が起こりやすいレースになっています。
天皇賞(秋)
天皇賞(秋)は中距離最強馬決定戦との位置付けがされているG Iレースです。
日本競馬には中距離を得意とする馬が多いため、かなり重要なレースと言えるでしょう。
また、ジャパンカップ、有馬記念とともに、「秋の古馬3冠競争」とされ、多くのファンに注目されています。
まとめ
この記事では、G I、G II、G IIIの違いについて解説してきました。
おさらいすると、GⅠ、GⅡ、GⅢをわかりやすく高校野球で例えるなら、
- GⅠ→甲子園
- GⅡ→関東大会
- GⅢ→県大会
という感じでしたね。
G Iレースは、出走する馬もファンの盛り上がり方も別格なので、競馬初心者の方でも楽しめると思います。
G Iレースは夏以外、G II、G IIIは1年中開催しているので、ご自身の好きなタイミングで挑戦しましょう。